早期の気づきと対応
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2次予防 早期発見・早期対処
時間経過とエネルギー変化
- 昇進や異動などの大きな変化があった後の体調の変化を図に示しました。
- 体調が絶好調を100%と考えて、体調の良い人は80-90%くらい、仕事ができる最低限は40%くらいです。
- 黒線は健常者。変化の後2か月後に疲れが出て、そのあと調子が上がって半年で慣れます。
- しかし、変化後2か月前に不調になる、2月後に働けないくらいに疲れが強まる、3か月過ぎでも体調が上がらない、というケースは適応障害です。
- 半年を過ぎるといろんな不調が出るようになります。その具体例が下の図にあるような、頭痛やめまい、食欲不振などの消化器症状、倦怠感、不眠などです。
- 症状の数が多いほど、うつ病・うつ状態、適応障害などのリスクが高くなります。
- そうなると休業が必要なケースもでてきます。
- さらに1年を過ぎて体調が悪化するのが典型的な燃え尽きうつ病の経過です。これは仕事を離れる必要があります。
- できるだけ早い時期に対応をする必要があります。
早期発見が重要です
- 心の病気はわかりにくいと言われます。確かに心の中を見ることは難しいです。
- それでも、その人の行動や体の症状に注目すると分かりやすいのです。
- 欠勤や遅刻早退、急に辞めたいというなど、行動の変化は大事なサインです。
- また睡眠、食欲、休日の過ごし方に大きな変化が現れます。
早期の対応
- 下の図にうつ病と適応障害の違いが書いてあります。
- 職場でも自宅でも体調が悪く、休日にも楽にならないのがうつ病です。
- 職場で体調が悪く、自宅では軽くなり、休日には楽になるのが適応障害です。
- 適応障害のうちに対応をしていくことが大事です。