職場復帰について

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3次予防 復職支援・就職支援

《職場復帰可能の3条件》

職場復帰可能の3条件

《職場復帰の3条件》

  • 上の図にあるように、月単位の休業を取られた方が職場復帰をする際には、この3条件を満たしていることが必要です。
  • まず1番目は生活リズムです。【図表8 睡眠・覚醒リズム表】にあるように毎朝同じ時刻に起きて、同じ時刻に就寝。昼寝はしないか、15時前の30分以内とします。
  • それができたうえで、毎日の散歩を2000歩から初めて、段階的に負荷を上げ、復職前は8000歩を目標にします。
  • 復帰直前には1日8000歩の散歩ができるようになる必要があります。
睡眠・覚醒リズム表

体調を崩した要因

  • 1にあるように、職場から求められるパフォーマンス、負担を自分の健康を含めたパワーでこなせれば体調はOKです。
  • 2のように、今まで何年もできていたことができなくなったら
  • 3のように、休養やお薬で回復を目指す、これは医療になります。
  • しかしこの2・3のようなケースは今や外来にはほとんどいらっしゃいません。
  • 4のように、昇進や異動、仕事の増加などにより負担が増えて、自分のパワーが追い付かないケースがほとんどです。
  • 対応として、本人に対する医療だけでは足りなくて、職場の負担を軽減する必要があります。
  • 右は医療、左は人事労務になります。
  • うまくいくと、6のように労務の調整だけで元気に働けるようになります。
  • 当院ではなるべく薬剤を投与せずに回復を目指す努力をしています。
体調を崩した要因
何が負担になっているのかがポイント
  • 休んで体調がよくなっても、まったく依然と同じ職場環境に戻ると、体調を崩すことが多いものです。
  • 体調を崩した要因について本人と職場の間でよく相談をして、職場環境を改善していくことが再発防止につながります。
  • しっかり対応をしていきましょう。
復帰後の心のエネルギー変化

復帰後のポイント

  • 職場復帰後は、皆さんの期待とは裏腹に次第に疲れが出て、2か月後にピークとなります。
  • そのあと次第に調子が上がって半年でレギュラー復帰をめざします。
  • 1-2か月で無理して体調を上げようとして再休業に入るケースが多いです。
  • 職場復帰は意外と時間がかかるのです。

東谷心療内科
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